最新の記事

[過去の記事]

原油相場は大きく反落です。前日引け後の時間外取引中に先週の高値を抜いた後、午後になって週末に向けた利食いが先行しまし た。

3月1日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.42安の$55.80/bblで、引け後の時間外取引は$55/bbl台後半です。

メディアの調査で2月の OPEC 生産量が順調に減産計画を達成していることが判明しましたが予想された通りのことなので驚きはなく、むしろ数字が見えたことで材料が出尽くした感がありま す。

ロイターの調査によると、2月の OPEC 加盟14か国の産油量は日量3,068万バレルで前月比同30万バレル減でした。減産対象11か国の遵守率は101%と削減目標を達成しています。サウジ アラビアの生産量が前月比日量13万バレル減って減産順守率も159%に達するなど、引き続き主導的な役割を担います。

減産免除のイランやリビアの生産量は若干増加する一方で、ベネズエラの生産量は前月比日量12万バレル減って減少に歯止めがか かりません。

ブルームバーグの調査でも2月の OPEC 産油量は前月比日量56万バレル減少の同3,050万バレルと推定され、減産対象11か国の遵守率は108%に及んでいます。こちらの推定値でも減産の主 導はサウジアラビアであり、ベネズエラの生産量は前月比同16万バレル減るなど傾向はロイター調査と同じです。

両社の数字は推定される OPEC 原油必要量に近いもので、足下の需給バランス均衡を改めて確認させます。

以前からの主張通り、現在の相場環境では需給均衡は WTI 相場の$60/bblを実現する材料と考えます。需要見通しの悪化がなければ底堅い展開となるものと思われますが、各機関の月報の需給予測はどうなるで しょうか。

ベーカーヒューズによると、3月1日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比10基減少の843基と2週連続の減少となりました。 一方、EIA 統計による全米の産油量は前回に続いて日量10万バレル増えて過去最高を更新中です。

CFTC による NYMEX WTI 原油先物の建玉報告は2月19日時点まで発表されています。

2月に入って2週連続で縮小したヘッジ ファンドの買い越しは若干拡大に転じました。とはいえ、1月の買い越し拡大のペースと比べると些少で、足踏み状態といったところでしょうか。

最新情報&更新情報

2019.3.2 CFTC NYMEX建玉報告を更新し ました。
2019.2.28 米国の需給1を更新し ました。
2019.2.27 日本の需給を更新しました。